アントレプレナーシップ・エデュケーター道場

お知らせ

2010/02/11

起業転結ゲーム「LOBAS」で経験を広げる!

Lobas_12010年2月11日、土バンクのグループとともに、特定非営利活動法人起業支援ネットが企画開発した「新しい生き方、新しい働き方を発見できる参加型アトラクション『起業転結ゲーム LoHAS LoBAS』~ロバス島20日間の旅 もしまちが、地域想いのビジネスであふれていたら。~」に参加しました。100名を超す参加者であふれ、時がたつのも忘れ集中し、5時間というゲームがあっという間に過ぎ去りました。楽しく、同時に学びの多い機会でした。
Lobas_5同時に、参加した学生達より「(起業案を発表して)いたたまれなくなり、帰りたくなった」と聞き、他では得難い経験をしたなと感じ入りました。そもそも土バンクのグループにLOBASを紹介したのは私です。その意図は、彼らが、テーマパーク型の土バンク・フェアを計画しており、今回の参加型アトラクションのプログラム、シナリオ、道具立てが勉強になると考えたからです。先の発言を聞き、仕組みを学ぶ以上に、参加型であったがゆえに、ロバス島の住民としてLOBASな人々の一人になるべく、このゲームに参加した観光客に、土バンクの構想自体を発表し、今まで他の完成されたビジネスを学んだ人々の基準で評価され、意見を頂くことができたのです。
Lobas_2Lobas_3今回参加した『起業転結ゲーム LoHAS LoBAS』には、ロバス島に観光客として訪れた参加者が、起業志縁コーナーで相談することにより自ら起業出展する機会がありました。土バンクのグループは、まず、起業志縁者に相談し、模造紙に自らの考え方を書き出し、それに基づいて発表します。発表すると同時に、観光客から色々な質問が飛びます。パーマカルチャーが分からない。なぜパーマカルチャーなの?その説明をすることに時間がとられ、核となる「土バンク」についてハッキリ説明できない。結果的に、意図とすることが伝わらないし、全体がぼやけてしまう。察するに、本当に「恥ずかしかった」ようです。(でも、この恥ずかしさがあるから、次に向かって成長できる!頑張れ!!!)
Lobas_4Lobas_6発表が終わり、一息ついてから、起業志縁者の方より「最初に、自分たちの商品をしっかり説明すべき」ことを指摘されていました。その場で、すぐに振り返りの場が持て、同時に自分たちと同じ立場にある他の発表をその場で聞くことによって、自分たちの課題を確認できること、社会の基準を肌で感じることができていました。今回の参加型アトラクションには、様々な要素を含んだプログラムとシナリオが用意されていました。正に、これからの新しいコミュニティ・ラーニングのあり方が示されていると考えました。アトラクションの詳細は、特定非営利活動法人起業支援ネットにお尋ねください。きっと「新しい考え方」が貴方に芽生えると思います。
Lobas_7因みに私は、「生きている本を貸し出している」図書館に飛び入りで参加し、「月刊ピンチ」の発行人として、3名の方に借りていただきました。本・雑誌の自分自身が、借り手の想いとともに変化、進化して行くプロセスを味わいました。初めての感覚でした。面白い。大学にいて忘れてしまっていたあることに気づきました。「学びの場には、楽しさがある。」これは、どんな領域の学びにも通用しますね。最後に、ロバス島の運営にあたられたスタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。有難うございました。

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