アントレプレナーシップ・エデュケーター道場

お知らせ

2006/05/02

ライブドア・パネルディスカッションでのコメント要約

 愛知学院大学の本年度第1回目のオープンキャンパスが4月23日(日)に開催されました。ドラゴン桜の監修者の講演があるなど、今までとは異なる趣向での取り組みが盛り込まれていました。さて、「ライブドア」に関するパネルディスカッションには、法学部、総合政策学部、商学部、経営学部より教員がでて、それぞれの専門分野から共通のテーマに沿って、意見を出し合いました。個人的には、日頃なかなか議論の機会がない他学部の研究者との即興劇を楽しむことができ、貴重な時間になったと思っています。以下は、「手口」「ブーム」の共通テーマそして「Q&Aセッション」で私がコメントしたことの要約です。事前準備の資料とあわせ、ご笑読ください。なお、当日行われた様々なセッションの概要が愛知学院大学のオープンキャンパスWEBにアップされています。是非一度、ご訪問ください。全体像が分かりますよ!
1.手口
新興企業が、急成長を目指し中心業務を対企業から対消費者へと転換させたことにより、「早急」に知名度を高めながら新技術と新サービスを獲得する課題が生じた。同社は、その手段として株価を上げる効果を持つ株式分割、M&Aを選択し、決算も粉飾してまで利益がでている状態を作り出さねばならなかったと分析した。
2.ブーム
ベンチャー・ビジネスは、社会問題の解決と経済発展の牽引役を期待される存在である。国を挙げてベンチャー・ビジネス振興を唱え、起業の技術論を中心に支援策が講じられてきた。ライブドア騒動は、起業家の人格形成、事業感覚から生活の中で学ぶ必要性を私たちに示した。これはベンチャー・ビジネス・ブームへの警鐘である。
3.Q&A Q:ベンチャービジネスをつくるには?
ベンチャー・ビジネスを志向するなら、①新製品・サービスの開発、②新生産方法の開発、③新素材の獲得、④新販売方法の開発、⑥新企業間関係の構築を同時に達成することを目指して欲しい。

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