アントレプレナーシップ・エデュケーター道場

お知らせ

2007/11/05

創る問題って何だろう?私のアトピー体験から見えてくるもの

未来デザイン考程の特徴の一つは「問題」の捉え方にある。
 ①見える問題(過去発想で見えてくるもの)
 ②探す問題 (現在発想で見えてくるもの)
 ③創る問題 (未来発想でみえてくるもの)
メタファーとして「アトピー性皮膚炎」を取り上げ、3種類の問題を考える。
なお、問題とは「理想」と「現状」のギャップを指す。
①見える問題
「過去のメガネで今を見た結果は・・・」(間違った対応となる)
 肌に湿疹が見受けられ、荒れている。痒く、乾燥するとひび割れができる。
 →当初は、ドクターが既存の知識から「はたけ」と診断され、赤外線を照射される治療(約40年前~30年前)。外用剤は副腎皮質ホルモンが微量含まれるタール系の薬。
 →その後、新たな学説に基づき、アトピー性皮膚炎と診断される。副腎皮質ホルモン剤の外用薬を肌に塗る。痒みが直ぐにひく。しかし、暫くするとまた同じことの繰り返し。結局、見える問題は、繰り返し発生。
②探す問題
「とにかく今知っている範囲で探した結果は・・・」(知らないことは問題とならない)
 肌に湿疹が見受けられ、荒れている。痒く、乾燥するとひび割れができる。見える問題を解決するための処方は、私の症状を悪化させていった。かつては手や腕のみであったのが、手、腕に加え、顔、首、体、足等に広がる。
 →湿疹ができる何かがあるに違いない。原因探しが始まった。
 →血液検査でアレルゲン確認。しかし、現在の検査項目のいずれにも陽性反応は出ず。
 →ほとんどの皮膚科医は、ここで追究をやめ、副腎皮質ホルモン剤の外用剤の投与を決断する。
 →ある皮膚科医は、嫌いな人には近寄るな!とのアドバイスをしてくれた。また、別のドクターは、どの様な時に悪化するか、長年の経験から分かっているだろうから、自分でそのパタンをハッキリさせ、悪化させるものを避けるように努力しなさい、と言う。かように、アドバイスは多様に皮膚科医からいただいたが、抜本的な解決には結びついてこなかった。いずれも対処療法であり、結局は、副腎皮質ホルモン剤を使用する方法か、使用しない方法を選択し、塗り方等の工夫を教えられることがほとんどであった。
 →結局、治るという皮膚科医は何処にもいなかった。次第に私は自分で副腎皮質ホルモン剤を薬局で購入し、酷くなるだろうと予想される前に塗ったり、酷くなったら塗ることを自分で対処するようになった。
 →問題を探し始めて思ったのは、一番よく知っているであろうドクターも問題を特定できず、解決策も手探りであるという事実を知り、失望。「治らないなら、どう付き合うか」を自分で考えようという思いが支配し、それが知らず知らず「正しいこと」と思うようになってしまった。
 →自分を変えるという発想は微塵もなく、現在の生活スタイルを前提に、「治らないなら、どう付き合うか」を考えていたに過ぎない。自分を変えるというレベルは、せいぜい、時間管理をしっかりするという程度のもので、それすらも真剣に取り組んではこなかった。
 →専門家に対して失礼とは思うが、皮膚科医自体も「アレルゲン以外」の要因に目を向けようとせず、異分野からの解決や異分野間を総合した解決を模索していない。結果、副腎皮質ホルモン剤の投与が、更に症状を悪化させることになった。
③創る問題
「まずありたいと宿願する姿をはっきりさせ、今まで知らなかった、関係ないと思っていたことまで検討した結果は・・・」(根本原因を探りあて、解決するための要所を解明し、克服すべき点を問題として把握する)
 結局、私は、根本原因を見出すことができず、だましだましの対処に終始した結果、より酷い結果となった。具体的には、高血圧、体全体よりリンパ液が流れ出す等、日常生活に支障をきたした。最悪の状態に直面し、最悪の未来を予測しました。
 最善未来を見出したい。でも、最善未来が描けない。
 そこから、単に腕の良いドクターの探索ではなく、最善未来を描けるように支援してくださる方を探索し始めた。免疫療法、民間療法等の本からヒントを得ようと躍起になりました。でも、その支援者は、身近なところにありました。
 「自分の内面を見つめ、身体を動かし、自然を活かしながら免疫力を高めたい」と気づかせてくださった「青空禅フォーラム」を主宰する伊東充隆ドクターです。
 ①「どもり」を持っていた私、取り巻く人間環境、ワークスタイルで耐えざる緊張状態にあり、胸に過緊張が発生している状態で、交感神経が優勢。
 ②リンパ球が減退しその流れも良くない。免疫力減退状態。
 ③水の取り方に注意する必要がある。症状から見て、細胞が水分を吸収できないでいる。水分は細胞が吸収する細胞内液と細胞が吸収しない細胞外液に分かれる。細胞外液は、体内にたまると毒となり、浸出液となって身体にたまるか皮膚からでてくる。よって、細胞が水を吸収できるように塩分と水のバランスを調整する必要あり。
 ④たんぱく質の吸収がどこかで上手くいっていなかった可能性が高い。例えば強固な便秘。腸の働きを修復、回復する。あわせて、酵素を体内に取り入れる。
 ⑤長年のホルモン剤投与で、腎機能、肝機能に障害がある。
 今まで、断片的に問題であると考えてきたことが一つの線でつながり、対処方法も変化した。

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